リベラルアーツ・カレッジ、総合大学、芸術大学を比べてみると、一般教養科目、専攻科目、選択科目それぞれの必須単位の数が、大学のタイプによって異なることがわかります。
一般教養に力を入れているのはリベラルアーツ・カレッジで、卒業単位の半数近くを一般教養科目が占めることもあります。
総合大学はリベラルアーツ・カレッジほど一般教養に力を入れておらず、芸術大学にいたっては卒業単位のほとんどを専攻科目が占め、選択科目が一切ないなんてこともあります。
リベラルアーツ・カレッジでは反対に専攻の必須科目は少なく、したがってダブルメジャーもしやすいという利点があります。
また専攻によっても、必須単位の数は異なります。
とくに工学など理系で専門性の高い専攻は必須単位が多いのが一般的な特徴です。
たとえばアートの専攻で、リベラルアーツ・カレッジ、総合大学、芸術の専門大学の、一般教養/専攻/選択それぞれの科目の単位数を比較すると以下のようになります。
一般教養科目 | 専攻科目 | 選択科目 | 卒業単位 |
リベラルアーツ・カレッジ Mars Hill College (ノースカロライナ州) | |||
52〜55単位 | 39〜40 | 33〜37 | 128 |
総合大学 The George Washington University (ワシントンDC) | |||
48〜53単位 | 51 | 16〜21 | 120 |
芸術の専門大学 The Pratt Institute (ニューヨーク州) | |||
34単位 | 100 | 134 |
※The Pratt Instituteでは一般教養・専攻それぞれの中での選択科目はありますが、まったく自由に履修できる選択科目はありません。