@ アメリカの大学の特徴

4,000もあるアメリカの大学

 

アメリカは世界ーの教育国です。

 

高校までが義務教育で、しかも大学が4,000もあるのです。

 

これは他の英語圏の国と比べると大変な数字です。

 

ヨーロッパに比べて歴史も浅く、言葉も風習も、食べ物から考えかたまで違う人たちが集まる国ですから、教育を通してアメリカ人になる、ということがとても大切な国なのです。

 

ですから大学といっても、ハーバードのような世界的なエリート大学から、日本の専門学校にあたるようなもの、職業訓練が目的のものまで、すべてにCollege とか Universityという名称が付いています。

 

ちなみに他国の大学数を見てみますと、日本は約1,250、イギリスが約91、カナダ約93、フランス約107、ドイツ約350、オーストラリア39、ニュージーランドが8です。

 

いかにアメリカの大学の数が多いか、ということがよくわかります。


大学と大学院のありかた

大学では自分探しと人間形成をする

前述したように、アメリカでは、「子どもが18歳になったら寮生活をさせ、親離れさせることが大学の役割」「大学で学ぶことは分析力と判断力と決断力」といわれています。

 

自分は何のために生まれてどういう能力があるのか、大学時代に自分の可能性を見つけて社会に一人で出て行く準備をしなさい、そして自己責任を問い、自分の進むべき道をとことん探しなさい、というわけです。

 

このように大学では「自分探し」と「人間形成」をするのです。

大学院では専門性を身につける

一方、専門的な勉強は大学院ですることになっています。


医学やカウンセラ一教育学、法学など専門性の高い分野は大学院でしか学べません。

 

特定の分野の「専門家」や「プロ」を養成するのが大学院です。


アメリカでは1,800もの大学院が、大学院の課程を設けています(日米教育委員会より)


「人生に迷ったら大学に戻れ」といわれるように、大学を卒業していったん職に就いてから、数年して大学院に行く人がたくさんいます。

 

「教育の最終地点は大学院」というのがアメリカではあたり前になっているのです。

 

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