音楽全般について学ぶ。
演奏や歌唱などの「パフォーマンス」か、「音楽史・音楽批評」の、いずれかを選んで集中的に学ぶのが一般的。
「パフォーマンス」のほうは、音大などでは入学に際してオーディションを求めるが、リベラルアーツ・カレッジではまったくの初歩から教えられる。
ソロとアンサンブルの両方を学び、与えられた課題を練習して、プライベートレッスンやグループレッスンで成果を披露する、ということを繰り返す。
学期末にはリサイタルを行うこともある。
楽器は自由に選べるが、楽器にかかわらずピアノは必須になることが多い。
「音楽史・音楽批評」のほうは、音楽の歴史を、文化的・社会的背景とあわせて考察し、また個々の音楽作品の歴史的背景、文化的特徴を分析する。
演奏には力が入れられないが、楽譜は読めたほうが望ましい。
ほかに、作曲、音楽テクノロジー、民族音楽、ジャズ、音楽教育、ミュージカル/オペラ劇などに力を入れたカリキュラムも見られる。
演劇/ダンス/ミュージックセラピー/ミュージックマネジメン卜
大学院で音楽教育やミュージックセラピーを学ぶ人が多いほか、MBAに進学してエンターテインメント・ビジネスやマネジメントの方面に進む人もいる。
また批評家・研究家をめざして大学院で学ぶ人も少なくない。
プロのミュージシャンとしてのキャリアをめざすのであれば、リサイタルを数多くこなし、たくさんのライブやレコーディングに出向いていく行動力が求められる。
また出版、TV、広告、ゲーム業界などでも音楽の知識を生かせるだろう。