期末テストが終われば夏休みです。
だいたい、5月の中・下旬から8月いっぱいにかけて、3か月以上の長い長い休みです。
アメリカ人学生の多くは実家に帰り、少しでも学資の足しにしようとアルバイトに精を出します。
留学生でも、学資とはいかないまでも生活費くらいは自分で何とかしよう、と日本でアルバイト三昧の夏休みを過ごす人も少なくありません(ビザの関係上、アメリカでアルバイトはできません)。
2か月は日本でアルバイトをして、残りの1か月を貯めたお金で旅行する人もいます。
中には、3か月以上、夏休みをフルに使って旅行する人もいます。
これだけ長い夏休みをとれるのも、学生だからこそです。
いかに自分なりの夏休みをプロデユースするか、いくらでも考えられるというものです。
3か月以上の長い夏休みですが、多くの大学はその間にサマースクール(Summer School、Summer Session)を開講します。
サマースクールでは、秋学期や春学期に開講されるのと同じ科目を、4週間とか6週間とかの短い期間(セッション)に集中して学び、単位も取得します。
「短期集中」がサマースクールの大きな特徴です。
通常、6〜7月の「前期」と7〜8月の「後期」の2期があって、そのいずれかを履修してもいいし、もちろん両期とも受講してもかまいません。
サマースクールをとるのは任意ですが、これを利用して少しでも単位を稼ごうという留学生がたくさんいます。
集中的にある科目を短期間で学ぶので、1クラスの授業が1日3時間、それが月曜日から金曜日まで毎日ある、といった感じになります。
ですから、1期にとれる科目はーつか二つが精一杯です。
それでも、2期で4科目とれば、1科目につき3単位取得できるとすると、それだけで12単位になりますから、セメスター制のほぼ1学期分に相当するだけの単位を稼げます。