アメリカの大学生の1日


アメリカの大学生はどのような日々を過ごすのでしょうか?

 

ある留学生の、典型的な"A Day at College"を見てみましょう。

・7: 00 起床

目覚まし時計のけたたましい音で目覚める。

 

だれも起こしてくれないので、自力で起きなければならない。

 

あちこちの部屋で目覚まし時計が鳴っている。

・7 : 00〜7: 30 シャワ一、洗面、身支度

朝にシャワーを浴びるのがアメリカでは常識。

 

湯船につかる習慣はない。

 

強い水勢で、頭と体を刺激する。

 

みんな5分くらいしかシャワーを浴びない。

・7 : 30 朝食

寮とは別の建物にあるカフェテリア(食堂)で、べーグル、スクランブルエッグ、ベーコンのお決まりメニューの朝食をとる。

 

食べ放題だけど、そんなにたくさん食べられるものではない。

 

コーヒーを飲みながらスペイン語のクラスのQuizにそなえて単語をおさらいする。

・8 : 00〜8 : 50 スペイン語

スペイン語の授業。

 

まずはQuizに始まり、新しい文法を習う。

 

アメリカ人もスペイン語は初めて習うので、初心者ばかりで和やかに授業は進む。

 

先生もすごくやさしい。

・9: 00〜9 : 50 心理学

心理学の授業。

 

抜き打ちのPop Quizが行われる。

 

口頭で問題が読み上げられたので、けっこうキツイ。

 

授業は講義中心。

・10:00〜12:00 フリー

午前中は2クラスだけ。

 

空いたこの2時間は、スペイン語の次回のQuizのためのおさらいをして、あとはメールをチェックしたりネットサーフィンをしたり。

 

11:00過ぎにルームメイトが戻ってきたので、ひとしきりおしゃべり。

・12:00 昼食

ルームメイトと連れ立ってカフェテリアヘ。

 

ハンバーガーとポテトとサラダとスープ。

 

変わりばえしないメニューだけど、ほかに食べるものもないので、とにかく食べる。

 

スープは日替わりで、クラムチャウダーとかミネストローネとか出るので、唯一の楽しみ。

・13:00〜13 :50 生物学

食後、たちまち睡魔に襲われるが、授業はサボれない。

 

授業ではビデオを観、理論を学ぶ。

・14:00〜15:30 生物学ラボ

授業で学んだ理論をもとに、実験を行う。

 

実験はいつも楽しい。

 

先生もクラスメイトも、何だか生き生きしている。

 

実験結果はすぐにパソコンに打ち込み、データ分析をする。

・16:00〜17:30 サッカー部練習

サッカ一部はできたばかりで、あまり強くないけれど、それだけに気軽に参加できる。

 

友達もずいぶん増えた。

・18:00 夕食

18:30にはカフェテリアが閉まってしまうので、けっこうあわただしい。

 

メニューはなんと、グリルド・チーズバーガ一。

 

昼のハンバーガーをグリルしてチーズを挟んだだけではないか、とあきれつつも、スポーツの後なのでけっこうガツガツ食べてしまう。

・19:00〜21:00 フリー

部屋でルームメイトとTVを見る。

 

20:00にはジムに行ってワークアウト。

 

帰寮してシャワーを浴び、頭を勉強モードに切り替える。

・21:00〜23:00 勉強

図書館で勉強。おもに教科書を読む。

 

2時間たって、ほんの少ししか読めていない。

 

どうしよう。

・24:00 就寝

寮に戻って明日の授業の予習をざっとする。

 

教科書を読み終えていないが、明日の朝、カフェテリアで追い込みをかけよう、と目覚ましを6:00にセット。

 

アメリカの大学生活は、以上のように、寮と教室と図書館と食堂を行き来することに明け暮れます。

 

授業時間は少ないのに、また、毎日同じように淡々と過ぎていくのに、とても忙しく充実した学業生活を送ることになるのです。