リベラルアーツ Liberal Arts

 

リベラルアーツとはここでは「一般教養」の意昧で、おもに人文科学(文学、哲学、宗教学、外国語など)、社会科学(社会学、心理学、政治学、歴史学、経済学、経営学など)、自然科学(物理学、数学、化学、生物、コンピュータなど)、芸術(音楽、美術、演劇など)の分野のことを指す。

 

普通は、大学の1、2年の「一般教養課程」でこれらの科目を学び、3年からは専攻分野のみを学ぶのであるが、リベラルアーツを専攻するということは、こうした一般教養の科目を、さらにたくさんとることで一つの専攻にしてしまう、という考えかたになる。

 

つまり「いろいろな学問を幅広くまんべんなく学ぶ」のがリベラルアーツの専攻というわけだ。

 

ある特定の分野だけを学ぶのではなく、バランスのとれた教養を身につけるというのがリベラルアーツの眼目で、とくに分析力(Analytical Skill)、批判的思考能力(Critical Thinking)、問題解決能力(Problem-Solving)にカが注がれている。

【関連分野】

一般教養の科目全般

【卒業後の進路・就職】

専門的なことは大学院で学ぼう、というわけで、リベラルアーツを専攻した学生の多くが、大学院に進学している。

 

あらゆる学問の土台を築いているので、分野が限定されないのが強みだ。

 

就職については「何か武器がないとダメではないか」と心配する人も多いが、企業のほうはそもそも大卒者に高い専門性は求めていない。

 

むしろ分析力や批判的思考能力、問題解決能力といった、「普遍的な能力」が高く評価されるだろう。