細胞の構造、動物・植物の生態、生命体と環境のかかわりなどを学ぶ。
なかには「分子生物学」や「細胞生物学」といった分科を集中して学ぶカリキュラムもあるが、大学のカリキュラムはおおむね「広く浅く」を特徴としていて、生化学、遺伝学、進化学、環境学、エコロジ一、植物学、神経生物学、解剖学、生理学など、学ぶ対象は広範にわたる。
講義だけでなく、実験やフィールドワーク(屋外での観察など)が頻繁に行われ、実験結果をパソコンに入力してデータ解析をしたりもする。
また最近ではクローンや生物兵器、遺伝工学などにも言及され、倫理面からのアプローチにも力が注がれている。
リベラルアーツ・カレッジなど小さな大学では、個々の学生がそれぞれに研究題目を掲げ、それを独自にリサーチし、ペーパーにまとめ、プレゼンテーションする、といったプロの生物学者さながらの実践が推奨される。
学生たちはみな好奇心旺盛で、自ら進んでたくさんの研究論文を読み、たくさんのリサーチを行っている。
化学/心理学/看護学/栄養学/環境学/エコロジー/動物学/体育
大学院に進学する人が多い分野で、とくに医学、獣医学、歯科学、薬学を大学院で学ぶ人が多い。
また遺伝子学や生化学といった新しい分野や、フィジカルセラピーや精神医学などの「癒し」の分野も、大学院では人気が高い。
たしかに科学者として働くためには修士号・博士号が求められるが、大学で培った分析力やプレゼンテーションスキルは、製薬会社やヘルスケア業界、動物保護といった分野で大いに生かされるだろう。