工学 Engineering

 

非常に広範な分野で、普通は電気工学(Electrical Engineering)、機械工学(Mechanical Engineering)、土木工学(Civil Engineering)、化学工学(Chemical Engineering)、工学デザイン(Engineering Design)、産業工学(Industrial Design)などから、ある一つの分野を選んで、それを集中的に学ぶことになる。

 

「多様化」と「専門化」が最近の工学の傾向で、総合的な工学の知識だけでは、技術革新が猛スピードで進む現代では通用しなくなっている。

 

「産学協同(Co-operative)」も大きなキーワードで、学問的な知識よりも、より実社会で役に立つスキルや技術が求められているために、多くの大学では企業実習が必須となっている。

 

工学を学ぶためにはまずしっかりとした数学と物理学の学習が欠かせず、また専門性が高い分野でもあるので、5年間の課程を設けている大学も多い。

 

理論的なことだけでなく、実験や工作も、頻繁に行われる。

【関連分野】

数学/物理学/コンピュータ/建築

【卒業後の進路・就職】

大学院でより細分化・専門化された分野を学ぶ人が多く、とくにコンピュータや半導体について高度な知識と技術を得るために大学院に進学する人がけっこういる。

 

核工学や字宙工学など、専門性の高い分野はおもに大学院で学ばれる。

 

工学を学んだ人は、ある程度技術を身につけている、つまり「手に職」を得ているので、実社会では即戦力としてさまざまなフィールドで活躍の場を見いだせるだろう。