建築 Architecture

 

建築デザイン、建築の歴史と理論、建造物の技術的な仕組み、建築家としての責務内容や建築規定など、建築全般にかかわる学習に加え、建築と文化、社会、環境とのかかわりあいも学ぶ。

 

基本的には、西洋建築が対象。

 

デッサンしたり設計したりといった実践もかなり行われる。

 

芸術というよりも工学的な要素の強い分野。

 

5年間の課程が一般的で、この課程を終えると、B.Arch.(Bachelor of Architecture :建築学士号)という、全米の認定機関が認める学位が授与される。

 

かなり実践的で専門的なことにも踏み込むために、1年目からきちっとしたカリキュラムが組まれる。

 

インターンシップが必須となる場合が多く、1年間、住み込みの修行をすることもめずらしくない。

 

またヨーロッパへの半年〜1年の留学を、カリキュラムに組み入れている大学もけっこうある。

 

「景観建築(Landscape Architecture) 」や「都市デザイン(Urban Design)」といった関連の分野も、アメリカの大学では充実している。

【関連分野】

景観建築/都市デザイン/インテリアデザイン/建築工学/美術(史)/彫刻

【卒業後の進路・就職】

大学院の課程を修め、そのうえで3年間のインターンシップを経なければ建築士としての資格試験を受けられないので、資格を得たければ大学院に進学しなければならない。

 

またこの資格は日本の一級建築士とはまったくの別物であることにも注意。

 

大卒者の就職先としては、インテリアデザイン、文化財の保護・修復、不動産業、ゼネコンなどが考えられる。

 

「50歳でようやく新米」と言われるほど専門性の高い分野なので、長い目でキャリアを考えよう。