市場における需要と供給(生産、流通、消費など)について、理論的・分析的に学ぶ。
学問としては古くから確立していて、リベラルアーツ(一般教養)の一分野でもある。
個々の企業や個々人のお金の遣いかたをできるだけ一般化し、全国レベル・世界レベルの経済の動向を、長期的に解析・予測することをめざす。
したがって経済学はビジネスに比べると、より理論的で、より概念的であるのが特徴だといえる。
政治の分野にも言及し、経済政策、外貨・為替、株、税金などをも学ぶ対象とする。
また企業や個人、あるいは政府や社会が、お金と時間の遣いかたをいかに「選択する」かを学ぶので、経済学は「選択の科学」だともいわれる。
経済学に、政治学・地理学・歴史学・民族学・外国語などを組み合わせ、学際的に学ぶ「国際関係学(International Relations) 」という専攻も人気が高い。
国際関係学/政治学/会計学/統計学/ビジネス
大学で経済学を専攻するということは、ビジネススクール、ロースクールで学ぶための強力なバックグラウンドを身につけることになる。
また経済学者としての道を選び、博士課程でさらに高度な経済学を学ぶ人も少なくない。
ちなみにノーベル経済学賞受賞者の大半はアメリカ人だ。
職業については、およそ会計や財務がかかわる職種であれば、経済学の知識は生かされるはず。
培われた分析力を武器に、アナリストとして活躍できる場も見いだせるだろう。