コンピュータ Comouter and Information Science/ Computer Engineering

 

アメリカの大学で学ぶコンピュータは、おもに情報科学を扱う"Computer (and Information) Science"と、コンピュータの工学的・物理的な側面を学ぶ"Computer Engineering"に大きく二分される。

 

前者は、コンピュータがいかに利用されるかということに焦点をあて、プログラミングや通信などコンピュータを「用いる」ことが主眼になる。

 

とくにアルゴリズムを用いた「問題解決(Problem-Solving)」に力が注がれる。

 

一方、Computer Engineeringのほうでは、ハードウェア・ソフトウェアの電気回路、半導体、ロボット工学、人工知能(AI)などが学ぶ対象で、コンピュータを「つくる」ことが眼目になる。

 

Computer Engineeringはしたがって数学や物理学、電気工学をしっかり学ばなければならない。

 

ほかにコンピュータ・グラフィックスやWEBデザイン、デジタルメディアなどをおもに学ぶカリキュラムもある。

 

また最近では「データ解析」に力を入れた、実践的な課程が増えてきている。

【関連分野】

コンピュータ・グラフィックス/統計学/物理学/工学/電気工学/電子工学

【卒業後の進路・就職】

大学院で高度な研究・開発に携わったり、ロースクールに進学して特許関連のスペシャリストをめざしたり、またMBAでコンピュータのビジネスへの応用を学んだり、というように、大学院でより実践的に学ぶ人が多い。

 

職種については、いまではコンピュータが使われない仕事はないといっていいくらいなので、どんな分野でも活躍できるはず。

 

とくにデータ解析のノウハウは大いに生かされるだろう。