数学 Mathematics

 

読んで字のごとく、「数字の学問」。

 

アメリカの大学で学ぶ数学は、代数・幾何に始まり、微分・積分、多変数解析、関数解析、実物分析、複素変数、ルベーグ積分、点集合論的位相学、数論、確率・統計、組み合わせ論、グラフ理論などに及び、ともかく文字よりも数字とのかかわりを深くする。

 

最近ではコンピュータの数学的構造を学んだり、コンピュータを用いて統計や数字解析を行ったりする。

 

数学というといかにも理系の学問だが、あらゆる事象を数値に置き換える、すなわち数字で表現する、というのが本来の数学の目的である。

 

つまり数学は「表現の一つ」である、というわけで、高校で文系だった人でももちろん専攻できる。

 

「数学はアートだ!」とは多くの教授の弁。

 

古代から学問の対象としてあり、なぜ「ノーベル数学賞」がないのか、いまでも論争の的になるようで、先生たちの数学に対する思い入れはたいしたものだ。

 

熱心な先生にのせられて、数学が好きになってしまった、という学生も少なくない。

【関連分野】

コンピュータ/物理学/工学/統計学/会計学/ビジネス

【卒業後の進路・就職】

大学院に進学する場合、大きく分けて「数学者」をめざすか、ビジネスや経済などにおける「実践家」をめざすか、いずれかの道を選択することになる。

 

数学で博士号をとる人もいれば、MBAに進む人もけっこう多い。

 

就職においては、「お金」にかかわるか、「コンピュータ」にかかわるか、あるいは「教育」に携わる、というのがポピュラーだが、世の中のすべての事象を数学的に表現できる、というのは分野にかかわらず貴重な素質として認められるだろう。