端的にいって、「企業のボス」になるための学問。
アメリカの大学で最も人気のある専攻分野。
「モノ」「ヒト」「カネ」の管理(Administration)について、理論面と実践面からアプローチする。
理論面では、微分積分、マクロ&ミクロ経済学、統計学、会計学など、おもに「数字」に主眼を置き、実践面では財務管理、マーケティング、人材管理、リーダーシップ学などを学ぶ。
実践では、とくに「問題解決(Problem-Solving)」に力が注がれ、実際的なシミュレーションやケーススタディが、グループワークにより数多く行われる。
また4年次にはインターンシップが必須になることも多い。
大学によっては「人材管理」「オペレーション管理」「財務管理」など、ビジネスの中である特定の分野を選び、それを集中的に学ぶカリキュラムを組んでいる。
最近では起業家学(entrepreneurship)、電子商取引(E-commerce)の人気が高い。
ホテルやレストランの経営を学ぶ「ホテル&レストラン・マネジメント」や「ホスピタリティ・マネジメント」もポピュラーな専攻だ。
経済学/会計学/財務学/統計学/起業家学/ホテル&レストラン・マネジメント/ホスピタリティ・マネジメント
数年の職歴を経てから大学院でMBAを学ぶ人が多いほか、「マネジメント」が伴うさまざまな分野――学校経営学、病院経営学、スポーツマネジメント、レクリエーションマネジメントなど――を学ぶ人も少なくない。
大学ではビジネス「全般」を学ぶので、その知識が役立つ職種は広範だ。
とくにリーダーシップのノウハウは、あらゆる職場で生かされるだろう。
ビジネスのグローバル化が進む中で、英語も大いに武器になるはず。