体育　Physical Education

 

体育の先生、監督やコーチ、あるいは広い意味でのスポーツの指導者を養成する分野。

 

教育学の一分野ではあるが、必ずしも「保健体育の先生」をめざす人だけが学ぶ専攻ではない。

 

健康促進・維持を指導したり、効果的な運動方法を科学的に研究したり、というのも学ぶ対象となる。

 

スポーツを情操教育・健康維持に役立て、円満な人格形成・社会生活を促すことをめざす。

 

州の教職免許をとるための課程と、そうでない課程とに大別され、免許をとるための課程では教育実習に相当時間数を費やす。

 

免許をとらない課程は、「研究・理論を通じてスポーツとかかわる」か「インストラクターやコーチ、トレーナーとして実践的にスポーツとかかわる」かの、二つのタイプに大別される。

 

この分野を学ぶ学生は、自身がスポーツ選手である場合が多いが、必ずしもスポーツ万能である必要はなく、むしろスポーツを通じて人と積極的にかかわろう、というオープンな人柄が、適性として求められる。

【関連分野】

教育学/アスレティックトレーニング/心理学/栄養学/キネシオロジー(運動療法)

【卒業後の進路・就職】

スポーツマネジメント、スポーツ心理学、スポーツ医学といった基本的に大学院でしか教えられない分野を学んだり、フィジカルセラピーやダンス・ムーブメントセラピーなど、セラピー系の分野を大学院で学ぶ人が多い。

 

学校の先生にならなくても、各種スポーツチームやフィットネスクラブ、ジム、レクリエーションセンターで、インストラクターやコーチといった指導的な役割を果たすなど、スポーツへの情熱があれば活躍の場はいろいろあるだろう。