芸術としては古代からあるが、学問としては比較的新しい。
カリキュラムは、「将来プロのダンサーになるためのもの」と、「ダンスを研究したり教えたりするためのもの」、この二つに大別される。
いずれにしても、理論・歴史を学び→スタジオで技術を磨き→ステージで披露する、というプロセスを踏む。
ステージ披露においては、演劇専攻の学生とのコラボレーションが行われることも少なくない。
演劇や音楽、あるいは体育やレクリエーション学の課程に組み込んだかたちで、ダンスの専攻を設けている大学もある。
学べるジャンルは、クラシック、バレエ、タップ、モダン、ジャズ、ラテン、民族舞踊など、大学によりさまざま。
また振付けに重点を置いたカリキュラムもある。
多くの大学ではまったくの初歩から教えられるが、芸大などでは入学に際してオーディションが課される。
やはりニューヨークはブロードウェイのお膝元だけあって、すぐれた、またハイレベルな課程をもつ大学が多い。
演劇/アート/音楽/体育/フィジカルセラピー
ダンスの先生をめざす人の多くは大学院に進学して、より高度な技術や振付けを身につける。
また大学院で理論・歴史の観点からダンスを学び、批評家・研究者をめざしたり、MBAに進学してイベント企画やプロモーションに携わる道に進む人もいる。
ダンス・ムーブメントセラピーという大学院特有の分野も考慮に入れられる。
プロのダンサーをめざすのであれば、ともかくオーディションを受け続けていくのが最も堅実である。